不倫の引き寄せで相手の離婚や恋愛成就が保証される根拠はありません。ただし、自分の執着や思考を整理し、現実を見るために使うことはできます。
「彼と結ばれたい」「いつか私を選んでほしい」と願うほど、引き寄せの法則やアファメーション、縁結びに希望を託したくなる夜もあるでしょう。
でも大切なのは、願うことと、他人の意思を自分の思いどおりに動かせると思い込むことを分けることです。
「まだ動くべき? それとも今は待つべき?」――恋愛でいちばん苦しいのは、答えが見えない時間かもしれません。
自分だけでは整理しきれないときの選択肢を、こちらの記事で詳しくまとめています。
不倫の引き寄せとは?本当に相手の離婚や恋愛成就を引き寄せられる?
結論から言えば、引き寄せによって特定の既婚者を離婚させたり、自分との結婚を確実に実現したりできると証明されたわけではありません。
一方、「私は何を恐れているのか」「なぜこの関係を手放せないのか」を見直す方法として取り入れるなら、自分の恋愛の選び方が変わる可能性はあります。
不倫と引き寄せを扱うスピリチュアル系の解説では、しばしば「現実は自分の内面を映している」「潜在意識を変えることで現実も変化する」と説明されます。
そこから、
- 自分の思い込みを見つける
- 自分自身を大切にする
- アファメーションで考え方を整える
という方法が紹介されることもあります。
たとえば「彼はどうして離婚してくれないの?」という問いを、「私はどうして将来について彼に確認できないのだろう?」へ変える。
さらに「私はなぜ嫌われることがこれほど怖いのだろう」「私は本当にこの関係を望んでいるのだろう」と、自分へ問いを戻していきます。
これはスピリチュアルを信じるかどうかにかかわらず、感情を整理する作業としては意味があります。
「彼が離婚しない限り、私は幸せになれない」と考えていると、人生の主導権が相手の決断だけに結びついてしまいます。
ところが、「私はいつまで待つのか」「結婚できないとしてもこの関係を続けたいのか」「何も変わらなかった場合、私は何を選ぶのか」と考えると、見える景色は変わります。
一方で、引き寄せについて語られる「潜在意識は人間の意識の90%以上を占める」といった数字には注意が必要です。
こうした割合はスピリチュアルや自己啓発の世界で頻繁に使われますが、特定の割合をそのまま科学的に確定した事実として扱うことはできません。
まして、
「潜在意識を書き換えれば彼が離婚する」
「強く思えば配偶者より自分が選ばれる」
という因果関係まで示されたわけではありません。
現実的に言えるのは、考え方が変われば、自分の言葉や行動や選択が変わることがあるというところまでです。
そして自分の行動が変われば、恋愛関係の展開が変わることは当然あります。
ただし、それは「思考が相手を遠隔操作した」という話とは別です。
相手には相手の意思があります。
既婚者との恋愛なら、さらにその向こうには配偶者や家族、それぞれの生活があります。
恋愛相談の現場で私が繰り返し見てきたのも、「願いが弱いから叶わない」のではなく、願いと現実の間にある矛盾を見ないまま待ち続けて苦しくなっている状態です。
特に、「離婚する」という言葉は何度も聞いているのに期限も具体的な動きもない、それでも「信じない私が悪いのかもしれない」と自分を責めてしまうケースは珍しくありません。
引き寄せを使うなら、彼を動かすためではなく、自分を見失わないために使ってください。
不倫の引き寄せで使うアファメーションはどうすればいい?
不倫のアファメーションは、相手の行動を指定する言葉ではなく、自分がどんな恋愛を選ぶかを確認する言葉にしたほうが現実と結びつきやすくなります。
アファメーションとは一般に、自分が望む状態や価値観を肯定的な言葉で繰り返し確認する方法です。
不倫の引き寄せでは、
「彼は私を選ぶ」
「彼は離婚して私と結婚する」
「私は奥さんより愛されている」
といった言葉を唱えたくなるかもしれません。
ですが、ここには大きな弱点があります。
すべて、自分ではなく他人の選択が主語になっているのです。
相手の離婚も、結婚も、家庭についての決断も、最終的には本人が行うものです。
だから私なら、アファメーションを次のように置き換えます。
- 「私は曖昧な言葉ではなく、継続した行動を見ます」
- 「私は自分の希望を伝えることを恐れません」
- 「私は大切にされる関係を選びます」
- 「私は自分の人生を誰かの決断だけに預けません」
- 「私は隠れ続けなくてもいい恋愛を選べます」
この言葉を唱えたから、翌日に何か奇跡が起こるわけではありません。
けれど毎日「私は曖昧な関係を我慢しなくてもいい」と確認していれば、「いつかね」と言われるたびに黙るのではなく、「いつ頃を考えているの?」と聞けるようになるかもしれません。
そこにアファメーションを使う意味があります。
「自分を大切にする」を彼に選ばれるテクニックにしない
引き寄せでは「自分を愛すると、周囲からも愛される」と語られることがあります。
自尊心を取り戻す考え方として受け取るなら、私は悪いものだとは思いません。
ただし、
「自分を愛せば彼が離婚する」
「波動を上げれば本命になれる」
という交換条件にしてしまうと危険です。
彼に選ばれるために美容を頑張る。
嫌われたくなくて不満を飲み込む。
悲しくても「ネガティブになると願いが遠ざかる」と笑う。
これは、自分を大切にしているように見えて、実際には彼の反応を中心に生きている状態です。
本当の意味で自分を大切にするとは、彼に選ばれることとは切り離して、自分の尊厳や生活を守ることです。
悲しい日は悲しいと認めていい。
将来を聞きたいなら聞いていい。
断りたいことにはNOと言っていい。
それで相手の態度が変わるなら、その変化自体が大切な判断材料になります。

不倫の引き寄せが叶った体験談はどこまで信じていい?
引き寄せを始めた後に関係が変わった体験談があったとしても、それだけで引き寄せが離婚や再婚を起こしたとは証明できません。
ここは、スピリチュアルを楽しむうえでも非常に重要な線引きです。
不倫の引き寄せを扱う記事では、長年続いた関係のあとに相手が離婚したケースや、アファメーションを始めた後に相手との関係が進展したケースなどが「叶った体験談」として紹介されることがあります。
現在の記事で参照していた体験談にも、40歳の自営業女性が約9年間続いた関係のなかで「嫌われることが怖くてNOと言えない」という自分の癖に気づき、その後に相手へ決断を求めるようになった例がありました。
また、43歳の薬剤師女性が体調を崩した経験を機に人生を見直したケース、32歳の保育士女性が占いへの相談をきっかけに自分自身の価値について考え直し、約2年後に相手側の状況が変化したという例も紹介されていました。
ただし、これらのような個人体験は、それ自体が「引き寄せをすれば同じ結果になる」という再現性を示すものではありません。
さらに、元の記事の媒体名・掲載日・取材方法が確認できない体験談については、年齢や職業、期間などの細部まで客観的事実として扱うべきではないと私は考えます。
重要なのは、「叶った」という結末だけを切り取らないことです。
たとえば9年間関係を続けていた女性の話で注目すべきなのは、「アファメーションを唱えたら離婚が起きた」という部分ではありません。
それまで嫌われることを恐れて言えなかった自分の希望を、相手へ伝えられるようになったという本人側の行動変化です。
体調を崩した経験をきっかけに人生を考え直した人であれば、変化の要因はアファメーションだけとは限りません。
健康への不安、生活の見直し、時間の経過、人間関係の変化など、複数の出来事が意思決定へ影響した可能性があります。
私たちは願いが叶ったとき、「あの神社に行ったから」「この言葉を唱えたから」と一つの理由へまとめたくなります。
反対に叶わないと、「私の波動が低いから」「信じる力が足りないから」と自分を責めてしまうことがあります。
でも人生は、そこまで単純ではありません。
体験談は希望として読む。証明としては読まない。
私は、この距離感がちょうどいいと思っています。
考えれば考えるほど、相手の気持ちは分からなくなるものです。
そんなときは「当たる・当たらない」だけではなく、今の状況をどう整理できるかという視点も大切です。
誰かに相談するなら何を基準に選べばいいのか、実際に確認しておきたいポイントをこちらで整理しました。
不倫でも縁結び神社へ行っていい?願い方と神社の意味を確認
不倫関係にあるからといって、すべての縁結び神社で参拝を拒まれると一括りにはできません。
ただし、神社ごとに御祭神や由緒、祈願の趣旨は異なるため、「不倫成就専門の場所」と決めつけず、参拝先の公式案内を確認することが大切です。
縁結びで名前が挙がる神社には、現在の記事でも次の場所が紹介されていました。
- 東京都・今戸神社
- 埼玉県・川越氷川神社
- 島根県・出雲大社
- 大阪府・露天神社(お初天神)
- 京都府・安井金比羅宮
- 福岡県・水田天満宮の末社・恋木神社
たとえば川越氷川神社は、公式サイトでも「縁結びの神様」として案内され、古くから縁結びや家庭円満の信仰を集めてきた神社です。
京都の安井金比羅宮は「悪縁を切り、良縁を結ぶ」ことで知られ、境内の「縁切り縁結び碑」では切りたい縁と結びたい縁を祈願する独特の作法が紹介されています。
福岡県筑後市の水田天満宮には末社として恋木神社があり、御祭神として恋命が祀られています。
ただし、これらは「参拝すれば既婚男性が離婚する」という意味ではありません。
神社の由緒としての「縁結び」と、「特定の第三者を離婚させられる」という話はまったく別です。
私は、不倫の悩みを抱えて縁結びへ行くなら、
「彼の家庭を壊してください」
ではなく、
「私が幸せにつながる縁を見極められますように」
「自分にも相手にも誠実な道を選べますように」
と願うほうが、自分を見失いにくいと考えています。
縁結びを「妻に勝つための儀式」にしない
不倫で苦しくなると、恋愛の中心人物がいつの間にか彼ではなく「奥さん」になっていることがあります。
SNSを確認する。
休日の予定を想像する。
夫婦関係がうまくいっているのか分析する。
彼から聞いた夫婦の話を何度も思い返す。
そして「あの人さえいなければ」と考えるようになる。
でも、ここで一度問い直してください。
あなたが欲しいのは、誰かに勝ったという事実でしょうか。
それとも、愛する人と将来を話し合い、堂々と一緒にいられて、安心できる関係でしょうか。
この二つは似ているようで違います。
「妻より選ばれたい」という願いと、「私はどんな関係なら幸せなのか」という願いを分けること。
これだけでも、縁結びの意味は変わります。

不倫の引き寄せで迷ったら「相手発・継続・コスト」で現実を見る
引き寄せやアファメーションを続けていても、相手の現実の行動が変わっていないなら、その事実を優先して確認してください。
ここが、私が恋愛相談の現場から作った独自の判断軸です。
私は既婚者との恋愛で相手の本気度を見るとき、「相手発・継続・コスト」の3点を確認します。
「相手発」とは、あなたが何度も催促しなくても、本人から将来について話し、動いているか。
「継続」とは、一度感情的に「離婚する」と言っただけではなく、その後も一貫して行動が続いているか。
「コスト」とは、時間、手間、話し合い、生活の変更など、本人が現実的な負担を引き受けているかです。
たとえば、
- 「離婚する」と何年も言うだけで具体的な進展がない
- 将来について聞くと話をそらす
- 会う時間は作るのに人生計画の話は避ける
- あなたには待つことを求めるが本人の生活は何も変わらない
- 期限について聞くと怒ったり罪悪感を持たせたりする
こうした状態なら、「あなたの引き寄せが弱い」という問題ではありません。
現時点で、相手が関係を変える具体的な行動を取っていない。
まず見るべき事実はそこです。
「愛している」
「夫婦関係は終わっている」
「いつか必ず一緒になる」
言葉に嘘があると断定することはできません。
本人が本気でそう思っている可能性もあります。
しかし、本気で思っていることと、実際に選択して動けることは別です。
だからこそ私は、「好きと言ってくれるか」だけではなく、その気持ちが現実の行動として続いているかを見ることを大切にしています。
相談の現場でも、状況が動くケースと長期間停滞するケースを分けるのは、華やかな言葉より、期限について話せるか、難しい話題から逃げないか、本人側から具体的な行動が続いているかという部分です。
占いより地味です。
ゾロ目を見るより胸が高鳴らないかもしれません。
でも、あなたの数年を預ける相手を見るなら、私はこの地味な事実のほうを大切にしてほしいのです。
不倫の引き寄せを考えるとき法的リスクも最低限知っておく
ここだけはスピリチュアルとは切り離し、現実上のリスクとして短く確認しておきましょう。
既婚者との関係が法的な「不貞行為」に当たり、一定の要件を満たす場合には、慰謝料請求が問題になることがあります。
金額は法律で一律に決まっているわけではありません。
弁護士法人ALG大阪法律事務所の解説では、不貞行為を理由とする慰謝料について、離婚しなかった場合を50万~100万円、離婚した場合を200万~300万円という目安で説明していますが、婚姻期間、不貞関係の期間、発覚前の夫婦関係などによって変わるとされています。
また、弁護士法人あおい法律事務所は、過去の判例や事案を踏まえた目安として50万~250万円程度を挙げ、離婚・別居の有無、婚姻期間、不貞期間や頻度、子どもの有無などが考慮されると説明しています。
つまり、「不倫をすれば必ず○万円」という話ではありません。
請求できるかどうかも金額も、個別の事情によって異なります。
実際に請求を受けた、内容証明が届いた、相手方の配偶者との交渉が始まっているなど具体的な問題が生じている場合には、一般論だけで自己判断せず弁護士へ相談してください。
ここで私が伝えたいのは金額そのものではありません。
「運命の相手だから」
「魂でつながっているから」
「引き寄せた恋だから」
どれだけ強い意味を感じていても、現実上の責任まで消えるわけではないということです。
スピリチュアルを信じるなら、なおさら現実から逃げるための道具にはしないでほしいと思います。
不倫の引き寄せは「彼を叶える方法」ではなく「自分を取り戻す方法」にする
ここからは私見です。
不倫で苦しんでいると、人は「どうすれば彼と結ばれるのか」という答えばかり探してしまいます。
引き寄せ。
アファメーション。
縁結び。
占い。
願望ノート。
偶然目にしたゾロ目。
苦しい夜に何かへ希望を求めることまで、私は否定しません。
人は希望がゼロになると、前を向くことすら難しくなるからです。
ただ、灯りと出口は同じではありません。
スピリチュアルは暗い夜を歩く灯りにはなっても、現実の出口そのものを決めてくれるわけではありません。
願望ノートを書くなら、「彼と結婚しました」と書くだけで終わらせず、私は次の問いも一緒に書いてほしいと思います。
- 「私はこの恋で何を得て、何を失っている?」
- 「半年後も何も変わらなかったら、私は納得できる?」
- 「彼が離婚しない未来でも、私は自分の人生を選べる?」
こちらのほうが、書くのはずっと苦しいでしょう。
彼の未来ではなく、自分の未来を見なければならないからです。
けれど、そこにはあなた自身の人生があります。
「彼が私を選びます」と相手の未来を固定するより、
「私は隠れなくていい恋愛を選びます」
「私は言葉と行動が一致する人と関係を築きます」
「私は自分の希望を伝えられます」
「私は自分の人生を自分で決めます」
と書く。
私はそのほうが、引き寄せを自分の味方にできると思っています。
縁というものを信じるのであれば、あなたを何年も不安の中へ閉じ込め続ける関係だけを「運命」と呼ぶ必要はありません。
あなたが本来の輝きを失い、誰かの連絡ひとつで一日中気持ちが揺れ、未来を決める権利まで相手へ差し出しているなら、一度立ち止まっていいのです。
彼を愛していることと、自分を大切にすることは両立できます。
むしろ、本当に大切なのはそこです。
私はスピリチュアルとは、現実を見えなくする霧ではなく、自分の本音と現実の両方を照らす灯りであってほしいと思っています。
まとめ|不倫の引き寄せは相手を変えるより自分の選択を整えるために使う
不倫の引き寄せやアファメーション、縁結びによって、特定の相手の離婚や恋愛成就が保証される根拠はありません。
「叶った」という体験談があっても、アファメーション、本人の行動変化、相手側の事情、時間の経過などを切り分けることは難しく、それだけで因果関係を証明することはできません。
だからこそ、引き寄せを使うなら「彼を動かす技術」にしないでください。
自分の本音を知り、自分の尊厳を取り戻し、相手の言葉だけではなく相手発・継続・コストという現実を見るために使う。
縁結びへ行くなら、誰かの不幸を願うのではなく、自分が幸せにつながる縁を選べるよう願う。
それで十分です。
彼を好きな気持ちまで無理に否定しなくていいのです。
ただ、その恋を守るために、あなた自身の時間や人生まで消さないでください。
願いが叶うこと以上に、自分で幸せを選べる状態へ戻ること。
不倫の引き寄せと向き合ううえで、私はそこを一番大切にしてほしいと思っています。
よくある質問
不倫でも引き寄せの法則で相手と結ばれることはありますか?
引き寄せを実践した後に関係が進展したという体験談はありますが、引き寄せそのものが相手の離婚や再婚を起こしたと証明するものではありません。
自分の気持ちや行動を整理する方法として利用し、関係を判断するときには相手の具体的な行動も確認してください。
不倫関係でも縁結び神社へ参拝できますか?
神社によって由緒や祈願の考え方が異なるため、一律には言えません。参拝を考えている神社の公式案内を確認するのが確実です。
また「特定の夫婦を別れさせる」ことだけを目的にするより、自分にとって良い縁や選択を見極められるよう願うほうが、自分自身を見失いにくくなります。
不倫のアファメーションでは何を唱えればいいですか?
「彼が離婚して私と結婚する」のように相手の行動を決める言葉より、「私は言葉と行動が一致する関係を選ぶ」「私は自分の希望を伝えられる」など、自分の価値観と行動に焦点を当てる方法がおすすめです。
結城瑠璃
恋愛スピリチュアルカウンセラー
ここまで読んでも、「私の場合はどうなんだろう」と答えが出ないこともあると思います。
恋愛は、一般論だけでは割り切れない部分があるからです。
だからこそ、一人で同じことを考え続ける前に、第三者の視点を借りるという方法もあります。
ただし、相談先はどこでもいいわけではありません。
選ぶ前に知っておきたいことを、こちらの記事で分かりやすくまとめています。読むだけなら数分です。迷っている方は、判断材料のひとつとしてどうぞ。



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