2026年2月17日、LINEヤフー株式会社はLINEの「バースデーカード」機能において、投稿時の公開範囲のデフォルト設定を「全体公開」から「個別の相手のみ(非公開)」へと変更する仕様改定を実施しました。
LINEヤフー株式会社は2026年2月17日、コミュニケーションアプリ「LINE」内の「バースデーカード(バースデーボード)」機能において、プライバシー保護強化を目的とした大規模な仕様変更を行いました。
今回のアップデートにより、カード作成時の公開範囲の初期設定が「個別の相手のみ(非公開)」に自動でセットされる仕組みとなり、意図しない第三者や共通の友だちにメッセージが見られてしまうリスクが構造的に解消されています。
この記事では、仕様変更の背景や事実関係をはじめ、実際の画面での設定・切り替え手順、旧仕様との具体的な表示の違い、そして注意点までを網羅的に解説します。
2026年2月LINEバースデーカード仕様変更の概要と事実関係
LINEヤフー株式会社が発表したバースデーカード機能の仕様変更に関する主な事実と、同社が公開した背景データは以下の通りです。
- アップデート実施日: 2026年2月17日(火)
- 対象機能: LINEアプリ内の「バースデーカード(バースデーボード)」投稿機能
- 核心となる変更点: カード新規作成時、公開設定の初期値が「全体公開」から「非公開(送る相手のみ)」へ変更
- 開発の背景データ: LINEヤフーが2025年12月に実施した利用実態調査(10代〜40代の男女1,000名対象)において、旧仕様で「他の友だちにメッセージを見られるのが恥ずかしくて利用を控えたことがある」と回答したユーザーが64.2%にのぼったことが開示されています。
従来の仕様では、カード投稿時に手動で「非公開」のチェックを入れ忘れると、タイムライン(LINE VOOM)上で共通の友だち全員にメッセージが公開される仕様になっていました。
今回のデフォルト変更により、送信者が特別な意識をしなくても、相手だけに限定されたプライベートな祝福メッセージを安心して届けられる環境が整いました。
旧仕様との表示の違いと非公開デフォルト化のメリット
新旧の仕様における動作や画面表示の主な違いは以下の通りです。
項目 旧仕様(2026年2月16日まで) 新仕様(2026年2月17日以降)
初期の公開範囲 「全体公開」(共通の友だち全員が閲覧可) 「個別の相手のみ」(送った相手だけが閲覧可)
タイムライン露出 手動で非公開にしないとVOOM等に流出 デフォルト状態で他人の画面・タイムラインに非露出
誤送信リスク うっかり設定忘れによる「誤公開」が多発 初期状態のままでプライバシーが完全に保護される
この変更は単なる操作性の改善にとどまらず、ユーザーが「周りの目を気にせずに本音のメッセージを送れる」という心理的負担の軽減を実現しています。
LINEバースデーカードの最新設定手順と非公開から全体公開に戻す方法
最新バージョンのLINEアプリにおける、バースデーカードの具体的な設定・送信手順を解説します。

1. バースデーカード作成画面を開く
誕生日の友だちのプロフィール画面、またはタイムラインの誕生日通知から「バースデーカードを書く」をタップします。
2. 公開設定の目視確認
カード作成画面の下部に表示される公開設定のアイコンを確認します。
最新版では標準で「指定の相手のみ」または「非公開」が選択された状態になっています。
3. 全体公開へ戻す(変更する)手順
もし「共通の友人みんなでお祝いを見られるようにしたい」という場合は、投稿画面の公開設定をタップし、「全体公開」に切り替えることも可能です。
一度設定を変更しても、次回作成時には再び自動で「非公開」が初期セットされる安全設計となっています。
4. 演出エフェクトの追加と送信
投稿画面内にある風船マークなどのエフェクトアイコンを選択すると、相手がカードを開いた際に画面上で風船が舞い上がる演出を付与できます。
設定と文面を確認し、送信ボタンをタップすれば完了です。
バースデーカード利用時の3つの注意点
新仕様を使いこなす上で、あらかじめ把握しておくべき注意点が存在します。
1. アプリバージョンの更新: 送信側・受信側のアプリが古い場合、意図した表示にならない可能性があります。必ず最新版にアップデートしてご利用ください。
2. グループ内でのバースデーカード: グループトーク内から作成するカードは、グループメンバー全員に閲覧可能となるケースがあるため、個別に送りたい場合は相手の個人プロフィールから作成してください。
3. 過去に投稿したカードの扱い: 2026年2月17日以前に「全体公開」で送信した過去のカードは自動で非公開にはなりません。非公開にしたい場合は過去の投稿履歴から手動で変更する必要があります。
気になる相手や好きな人に送る際のアプローチと配慮
非公開が標準化されたことで、個人的な想いや誠実なメッセージをより送りやすくなりました。
送信時間帯の選び方
相手との関係性に合わせて送信時間を調整することが大切です。
- 親密な関係・恋人: 0:00ちょうど(特別感と優先度を表現)
- 付き合う前の段階や知人: 朝〜昼(7:00〜12:00頃、重さを与えず自然な気配り)
- 落ち着いた関係: 夜(19:00〜21:00頃、プライベートの時間に読んでもらう)
好感度を高める文章構成
長文や過剰な絵文字は避け、3〜5行程度でまとめるのがスマートです。
「相手の名前を入れる」「1つだけ具体的な感謝や思い出を添える」「負担にならない軽い言葉で締める」という基本を意識することで、誠実で好印象なメッセージになります。

専門家による市場背景とプラットフォーム戦略の考察
恋愛カウンセラーとして長年多くの方々の人間関係や葛藤に向き合ってきた知見、そして近年のSNS業界の動向に基づき、今回の仕様変更が持つ意味を分析します。
今回のLINEヤフーによる「非公開デフォルト化」は、現代のデジタルコミュニケーションにおける「オープンからクローズドへ」という不可避なシフトを象徴しています。
これまで多くのSNSは、Instagramのストーリーズ機能に代表されるような「みんなに見せるお祝い」「オープンな場での祝福の演出」を推進してきました。
しかし、その反動として「他人の目が気になる」「他者の評価や視線に疲弊する」というSNS疲れが顕在化し、より密室性の高い1対1のプライベート空間でのやり取りへ回帰する動きが加速しています。
心理学における「自己開示の返報性」の観点からも、不特定多数の目に触れない「二人だけの閉じられた空間」で手渡された言葉は、受け手に対してより深い信頼感と心理的安全性を与えます。
「嫌われたくない」「周りにどう思われるか不安」という恐れから解放され、目の前の相手だけに純粋な祝福と感謝を届ける——今回のツール側のアップデートは、人間関係の質を本質的なものへと引き戻す素晴らしい転換点であると評価できます。
まとめ
2026年2月17日に実施されたLINEバースデーカードの仕様変更により、公開範囲の初期設定が「非公開(個別の相手のみ)」へと移行しました。
これにより、他人の視線を心配することなく、相手だけに向けた誠実なお祝いの気持ちを安全に届けることが可能となっています。
ツールの正しい仕様と設定方法を理解し、プライベートなコミュニケーションを心から楽しんでみてください。
よくある質問
Q1. バースデーカードを送信後、途中で非公開から全体公開に変更できますか?
はい、投稿後に自分の投稿履歴(LINE VOOM等)から該当のカードを選択し、設定メニューから公開範囲を「全体公開」や「自分のみ」などに後から変更することが可能です。
Q2. 相手がLINEアプリをアップデートしていない場合、カードはどう表示されますか?
相手のバージョンが古い場合でも、サーバー側で個別のメッセージとして処理されるため、基本的には相手だけに届く非公開状態で閲覧されます。ただし表示崩れを防ぐため最新版への更新が推奨されます。
Q3. カードを完全に自分と相手以外の誰にも見られたくない場合はどうすればいいですか?
初期設定の「非公開(指定の相手のみ)」のまま送信すれば、送信者と受信者の2人だけが閲覧できる状態になります。第三者のタイムラインや検索に浮上することはありません。



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